学校での活用例 - ビデオチャット対応シームレスセレクター

WITHコロナ時代の新しい授業スタイルを支える「ハイブリッド方式」

今般の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全国的な感染拡大により、教育現場においても従来の対面授業の実施に大きな制限を受け、授業のあり方について新たな取り組みを余儀なくされました。
「ビデオチャット対応シームレスセレクター LMS-GC53U」は、オンラインと対面を同時並行する授業の実施を可能にする、「WITHコロナ時代の新しい授業スタイル」を支える「ハイブリッド方式」のHDMI切替器です。
オンライン授業でも教室内での対面授業においても、従来の一斉授業と変わらない感覚の簡単操作でスムーズな授業運営をサポートします。

こちらでは、LMS-GC53Uの概要や使用方法について、動画で詳しくご紹介します。

【概要編】

【実機デモ動画編】

オンライン授業とビデオチャット対応シームレスセレクターの活用

GIGAスクール構想により、児童・生徒1人1台の端末の配布と高速大容量の通信ネットワークの整備が進められており、児童・生徒がインターネットに繋がった端末を使い、教員がパソコンを含めたデジタルデバイスを使って教材を提示しながら進める授業スタイルがスタンダートになります。
今後は、情報系以外の先生もこれらの機器を活用した授業を求められます。このため、どの教科の先生も簡単にシステムを活用して授業を進める事が今後の現場における課題とされています。

「ビデオチャット対応シームレスセレクター LMS-GC53U」の活用は、教員・システム管理者・教育委員会などの各々の立場の方が直面する課題解消の一助となり、今後に期待されるオンライン授業の展開を支援します。

教員の課題と解決

ビデオチャットに参加するのは簡単だが、主催して進めるのは難しい

  • ビデオチャットの操作に慣れないため、スムーズに使えない。
  • 先生のカメラ映像とパソコン画面以外にも通常授業のように紙のテキストや実物サンプルの提示を簡単に行いたい
  • 画面共有の操作方法がわからない。切替操作に時間がかかる。
  • 持ち込みのタブレットを使いたい。
オンライン会議の様子

操作ボックスの操作だけで対面授業もオンライン授業も

操作がシンプル

チャットツールで会議の初期設定が完了すれば、画面共有の方法や外部カメラの都度の設定など、各ツールに合わせた操作を個々に覚えなくても、提示する教材画像を切替えながら授業を進めることができます。授業の進行はボタン操作のみで、覚えることが少ないから初めてでも安心してオンライン授業に取り組めます。

ボタンを押すだけの簡単操作
操作ボックスのボタンを押すだけの簡単操作
複数ソースの活用

通常、ビデオチャットツールの機能で画面配信が可能なものは、カメラ映像(内部/外部)とチャットソフトをインストールしているパソコン画面になります。LMS-GC53Uをご利用いただければ、パソコンとカメラ以外にも複数のソース機器を活用できますので、授業の幅が広がります。
例えば、チャットソフトをインストールしていないパソコンやタブレットもHDMIやアナログRGB端子に接続するだけで画面配信が可能です。また、ビデオチャット用のパソコンと教材提示用のパソコンを分ける事で、各々のパソコンの負荷が少なくて済みます。

複数ソースの活用
対面授業とオンライン授業の同時平行に対応

通常時の対面授業でも緊急時のオンライン授業でも活用できます。

対面授業で教材をプロジェクターに提示する操作と、ビデオチャットを使用している学生端末に配信する操作は、同じ1つの切替え操作で画面を送ることができるので、対面授業とオンライン授業で学生が混在していても同時に授業を進めることができます。

対面授業とオンライン授業のどちらにも対応

システム管理者の課題と解決~ 情報教育以外の先生も利用するので負荷は大きい ~

ツールの操作指導に時間がかかる

  • GIGAスクール構想で「1人1台端末」の本格的な活用を進めるためには、情報担当以外の教員も簡単に利用できる必要がある。
  • オンライン授業を進めたくても、ビデオチャットツールに不慣れな先生が授業を行う場合に、システム管理者が授業の開始から終了まで立ち会って操作をフォローすることはできない。
システム管理者の課題

ビデオチャットツールの初期設定をすれば、オンライン授業を開始できる

システム管理者は、教員用パソコンにビデオチャットツールをインストールして初期設定を行い、LMS-GC53Uを外部カメラとして認識させれば、準備完了です。
その後は、授業で利用する教材機器をLMS-GC53Uに接続すると運用開始できます。

先生はLMS-GC53Uの操作ボックスのボタン操作をするだけとなりますので、システム管理者の立ち会いは不要。スムーズに運用が行えます。

オンラインで操作アシストも可能

パソコンのリモート制御用アプリケーションソフトを活用すれば、システム管理者が自席から各教室のパソコンの設定や変更を遠隔操作で行うことがきます。ビデオチャットツールや授業で使用する他のアプリケーションなどの操作アシストも簡便に行えます。

オンライン会議の様子
  • リモート制御用のアプリケーションソフトが入っている想定です。
    弊社製品「マルチスキャン画像表示ソフト」でもリモート操作が可能です。詳しくは営業担当までお問い合わせください。

教育委員会の課題と解決~ 非常時だけではなく、無駄なく利用したい ~

  • GIGAスクール構想で端末を配布した後、どうやって活用する?
  • 今般の非常時にあってオンライン授業の要請は逃れられないが、このためだけの機器購入はムダが多い。これを機にGIGAスクール構想を進めたりBYOD環境を整備したい。
  • コロナ禍下で教室収容人数を減らしたい。(「対面授業とオンライン授業の同時平行に対応」を参照ください)
  • 教科書や教材のデジタルコンテンツを揃え、教員のICT活用についての指導体制を整えなければならないが、一朝一夕に進むものではない。学生一人に1台タブレット等の端末を配るとして、コロナ禍終息後、どのようにすれば有効活用できるか?
教育委員会の課題

GIGAスクール構想で配布した端末の活用やBYOD環境にも対応

インターネットの接続環境があれば、LMS-GC53Uとビデオチャットツールの利用により、GIGAスクール構想で配布した端末やBYODの端末に教材画面を配信することができます。

通常時 非常時を問わず、ビデオチャットツールの録画機能や別途録画機器を利用してLMS-GC53Uで配信している映像をアーカーイブに残してサイトにUPしておけば、自習や非常時のオンライン学習にも、自宅学習での教材動画としても活用することができます。

2つの映像を1画面に表示するピクチャー・イン・ピクチャー機能を利用して教材の提示と共に説明する先生のカメラ映像を同時に録画しておけば、よりわかり易く、対面授業に参加している感覚の教材を作成することができます。

オンライン学習にも自宅学習の教材動画としても活用
教室内でも、端末を家に持ち帰った時も、同じ操作で配信画面を確認できる

学生に配布された端末に対してビデオチャットツールを利用して画面の配信ができるので、自宅でも学校でも同じ操作で見本となる画面を確認しながら授業に参加できます。

LMS-GC53Uを使用して提示・配信した教材や授業動画をサーバーに置く事で、学生は主体的に自宅学習の際の教材として有効活用することができます。弱点克服や、理解が難しい授業内容を反復して動画を見る事でカバーする事ができます。

BYOD環境にも対応
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