(写真1)
中央に設置されている「On-Lap 1503H」が中間ディスプレイとなり、教員パソコン画面をLNET-820で転送している様子。
Full HD画面を小さな画面に表示すると見にくいと思われがちだが、非常にくっきりした映像が転送できており、文字もしっかり読み取れる。
文化学園大学 様
- 【所在地】
- 〒151-8523
東京都渋谷区代々木3-22-1 - 【設立】
- 1950年(昭和25年)
- 【公式サイト】
- https://bwu.bunka.ac.jp/
- 【学校紹介】
-
「新しい美と文化の創造」を建学の精神として、「服装学部」「造形学部」「現代文化学部」の3学部および「短期大学部(ファッション学科)」で構成され、各専門領域において時代をリードする「新しい美」を追究すること、またその教育研究活動を通じて次世代の「文化」を創造することを基本理念とされています。
導入システム
システム概要
■コストパフォーマンスの高いデジタル方式の画像・音声転送システム「LNET-820」
以前はアナログ方式のシステムをご利用いただいておりましたが、今回はデジタル方式をご選択いただき、コストパフォーマンスの高いモデル「LNET-820」を導入していただきました。
■簡易教室統合運用対応
システムを導入させていただいた教室は4教室でしたが、その中で2つの教室を一つの授業として運用される場合があるということで、簡易的に主教室の画像を「HDMI延長器(LNT-83PE)」を使って副教室のLNET-820に入力する方法で解決いたしました。
副教室側で「8入力4出力HDMI分配セレクタ(LNT-HD84U)」のセレクトボタン操作で簡単に主教室の転送画像を副教室内の中間ディスプレイに表示していただけるようになりました。
■座席スペースに収まる小型ディスプレイへFull HD転送
Full HD(1920×1080)の映像を中間ディスプレイに表示されるとの要件でしたが、ディスプレイは通常21.5インチ程度のサイズが一般的となり、学生パソコンのディスプレイと中間ディスプレイの合計3台のディスプレイを机の上に設置するのが難しい状況でした。
そこでテックウインドウ様が提供されている『On-Lap 1503H(GeChic社製)』モバイルディスプレイを選定され、設置が可能になる構成を大学様で検討されました。
選定されたディスプレイは通常の21.5インチディスプレイと比較しておよそ60%程度の面積となっており、学生の机の上にPC用ディスプレイ2台と中間ディスプレイとなる「On-Lap 1503H」が1台の合計3台のディスプレイが設置可能となりました。
(写真2)
教卓に設置された「8入力4出力HDMI分配セレクタ(LNT-HD84U)※」
この機器に教員パソコンの映像などを入力し筐体前面のセレクトボタンにより、中間ディスプレイに表示する映像を切り替えることができる。
※右側ディスプレイの下に設置している機器
ユーザー様の声
導入後のご感想などを伺いました。
■今回LNET-820をご選択いただいた決め手はどの部分にありましたでしょうか?
シンプルな操作環境にしたかったので、ボタン操作のみで切り替え可能な「LNET-820」を選択しました。
■ハードウェア方式の画像転送システムを前回よりご利用いただいておりますが、メリットはどの部分とお考えでしょうか?
以前にソフトウェア方式で、学生パソコン画面に映像を転送する仕組みを導入していましたが、パソコンがフリーズしてしまうなどの問題が起きたため、ハードウェア方式の仕組みに切り替えました。
現在では問題なく運用できていますので、授業の進行もスムーズに行えています。
ハードウェアのメリットとしては、長く運用できる点も大きなポイントです。
Mac教室もあるのですが、そちらの教室にも同様の構成を展開したいと考えています。
■中間ディスプレイとプロジェクターとの使い分けなどはどのようにされているのでしょうか?
基本的には中間ディスプレイに表示しますが、プロジェクターに表示したい先生が任意でプロジェクターにも投影するといった運用となっています。
■今後の貴学のIT環境のご予定などはございますか?
学生がパソコンを持参して授業を受けるBYODの導入は検討していますが、授業では特別なソフトウェアを必要とされるものも多いので、一般的な授業では持参パソコンを活用し、特別なソフトウェアを使用する授業は現行のPC教室で行う運用になると思います。
【お話を伺ったご担当者様】
IT戦略室
室長 淵上 和子 様
IT戦略室 IT戦略課
課長 内谷 達郎 様
IT戦略室 IT戦略課
石原 昌樹 様
今回導入のLNET-820の転送画像を表示するモバイルディスプレイ
2019年4月 掲載