LNET導入事例

宮崎県立都城工業高等学校 様

宮崎県立都城工業高等学校宮崎県立都城工業高等学校校舎
【所在地】
〒456-8612
宮崎県都城市五十町2400番地
【創 立】
昭和19年(1944年)
【学 科】
6学科(機械科・情報制御システム科・電気科・建設システム科・化学工業科・インテリア科)
【学校紹介】
「自律・友愛・創造」を校訓として、昭和19年に創立された伝統と実績を誇る学校です。積極的な資格取得や、就職率の高さなど、授業への熱心さはもちろんのこと、部活動にも積極的に取り組んでおり、優秀な成績を残されております。
【公式サイト】
http://cms.miyazaki-c.ed.jp/6014/htdocs/

導入システム

システム概要

生徒PC2台の間に1台、教材提示専用のディスプレイ(中間ディスプレイ)を設置し、ここに先生が選んだ画像を表示させることで、見比べ学習ができ、授業効率の向上をはかるシステムです。

今回は、デジタル対応の『LNET-830』をご導入頂きました。著作権保護(HDCP)がかかった映像にも対応し、高画質・高品質なデジタルコンテンツを活用頂けます。

教室風景

分離統合運用

宮崎県内の様々な高等学校様で、『LNET』シリーズを導入いただいておりますが、都城工業高校様ではオプション対応を行い、分離統合機能を追加されました。 1教室のPC全てを使って大人数で授業を行ったり【パターン1】、教室の前後で別々の授業を行ったり【パターン2】と、授業に合わせて、自由にスタイルを変更して頂けます。(下図参照)起動時の選択で、2つある教卓のどちらからでも制御を行って頂けます。

先生側から見た教室

【先生側から見た教室】

広々とした教室で、実習用のスペースも十分に確保されています。教室を分割して運用することでより細やかな授業を行うことができます。

マスター装置

【マスター装置】

マスター装置の上に分離統合ユニットを設置しています。(写真下部)清潔感の有る白色ですっきりと収納できます。

【教室レイアウト図】

パターン1:統合運用パターン1:統合運用

パターン2:分離運用パターン2:分離運用

ユーザー様の声

実際にこの教室で授業をされている制御科の先生にお話を伺いました。

中間ディスプレイの有効性はどの辺にありますか?

教師の立場からですと、「見せやすさ」と「説明のしやすさ」が大きいです。工業高校では専門的なアプリケーションを使用しますので、きちんと見せる必要がありますが、プロジェクターですと、どうしても文字が読めないなどの問題が有ります。 また、生徒たちにとっては、「見やすさ」はもちろんですが、2人で1つの画面を共有することで、そこに会話(議論)が生まれます。 この会話によってさらに理解が進むことがあると思います。
プロジェクターや大型ディスプレイは生徒全員が同じ画面を見ることで説明しやすい場合がありますが、中間ディスプレイとは使用の目的が違うものだと思います。

【生徒PCと中間ディスプレイ】

プロジェクターとはまた違ったよさが、中間ディスプレイにはあるといいます。生徒同士が議論をするきっかけとなり、理解を深めていくという効果があるそうです。

『LNET』の統合や分離の使い分けはどのように行われていますか?

教卓スペース

【教卓スペース】

先生PCの隣に、転送画面を確認する確認用ディスプレイを設置。転送ソースの選択は右下の操作ボックスでワンタッチで切替、統合運用をする場合は電源ボタンを長押しして起動します。操作はシンプルで誰でも簡単に扱えます。

主に「情報技術基礎」や「工業技術基礎」などの基礎的な授業を“統合”(全体の40名)で行い、その授業を基にした実際の「実習」では10名ほどの班分けを行い、4名の教員で授業を行います。この際に”分離”して効率よく教員が指導できるように運用しています。

分離・統合運用のメリットをどの部分に感じていますか?

やはり、10名ほどに班分けをする「実習」の授業において、導入したPC全台を活用できる点にあると思います。
“分離”することで、少人数での授業が同時に行えるので、教室全体を有効活用でき、「実習」の授業では特に重宝しています。

今後のPC教室に関してはどのように考えられていますか?

パソコンがノートPCに変更できると面白いと思います。
実習などの班分けも今以上にしやすくなりますし、移動することで新たな発見なども生まれてくるように思います。

都城工業高等学校様のように、CADシステムなど微細なデータの取り扱いをされる、工業・商業系の学校様では見比べ学習が大変効果的です。生徒個々のレベルアップと、資格取得率向上のサポートができるよう、安定したシステムの提供を続けてまいります。

2017年3月 掲載

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