LNET導入事例

福岡市立博多工業高等学校 様

福岡市立博多工業高等学校福岡市立博多工業高等学校
【所在地】
〒814-0155
福岡県福岡市城南区東油山4-20-1
【創 立】
昭和15年(1940年)
【生徒数/教員数】
生徒 832名 / 教員 81名 (平成28年5月1日現在)
【校 訓】
質実剛健
【公式サイト】
http://www.hakatath.ed.jp/

システム概要

2つのコンピュータ教室(TSS端末室、パソコン実習室)の更新が行われ、構成機器の中で2台のPCの間にディスプレイを設置してお手本の映像を一斉に提示するシステムである(中間ディスプレイ転送システム)、『LNET-830』をご採用いただきました。

今回の機器更新以前のシステムでは、アナログ方式のシステム(LNET-730)をご利用いただいておりましたが、今回の『LNET-830』はデジタル信号を転送する機種となっており、工業高校様でご利用される専門的なアプリケーションであるグラフィックソフトなどの画像も高精細に表示していただけます。

切り替え可能な映像入力数は6つあり、パソコンの映像だけではなく書画カメラなどさまざまな教材映像を、中間ディスプレイに表示していただけるようになっております。

博多工業高校様の特徴的な構成として、1つの教室内を分割して小規模な授業形態に変更可能にすることで、少人数の授業においてきめ細やかな指導を行っていただける構成となっております。

ユーザー様の声

画像工学科の柴田先生にお話を伺いました。

LNET-830の用途

生徒にPCの操作をさせながら、お手本を表示するために使用しています。
目的に応じてお手本の表示方法を使い分けており、『LNET-830』を使った「中間ディスプレイ」への表示の他に、ソフトウェア方式でネットワークを使って生徒のPC画面に表示するものや、プロジェクターなどを使用しています。

生徒PCの2台の間に設置された中間ディスプレイ
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中間ディスプレイ転送システムを導入される理由

前述のとおり、『LNET-830』と合わせてソフトウェア方式の授業支援システムやプロジェクターも導入しています。
『LNET-830』はPC画面をお手本で隠してしまわずに、生徒が操作をし続けながらお手本の確認ができます。
ソフトウェアやプロジェクターは生徒の作業を止めて、お手本映像に集中させる場合に使用しています。
お手本表示という点では同じ目的ですが、『LNET-830』はリアルタイム表示のため、表示されるスピードなどが速い点にメリットを感じています。

広々した空間に工業高校様ならではの机配置で整列したTSS端末室
広々した空間に工業高校様ならではの机配置で整列したTSS端末室
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また、学校に整備できるPCは無限ではありません。
少ない資源を最大限活用できる環境を構築するため、『LNET-830』の分離統合機能も導入しています。
1つの教室を2分割して、授業に応じた20人クラスでの授業を複数行えるようにできることも導入するメリットの一つと考えています。

ご利用のご感想

使い勝手は良く、問題なく使用できています。
授業内容によって提示方法を変更していますが、『LNET-830』での中間ディスプレイへのお手本の表示の利用頻度は高いです。

今後の情報教育に関する展望や情報機器へのご要望

学校へのタブレット導入が進んでいますが、工業高校では授業を行う際のメイン端末としては適していないと考えていて、あくまでも補助的なツールにとどまると思います。
今後も現状のデスクトップ環境での更新を想定しており、中間ディスプレイとソフトウェア画面転送、プロジェクター(大型ディスプレイ含む)の構成も全て必要なものと考えています。

授業内容に応じた映像の提示方法に関して貴重なお話しを伺うことが出来ました。
今後も先生方の授業進行のお役に立つシステムのご提供に努めてまいりたいと思います。

2017年4月 掲載

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