
(写真1)学生ディスプレイ2台の真ん中にあるのが、教材画像を提示するための中間ディスプレイです。
2つのパソコン教室に、中間ディスプレイが設置されています。(写真1参照)
(中間ディスプレイとは、学生2名の座席の真ん中に、教材画像を提示するために設置されたディスプレイのことです。)
この中間ディスプレイに、教材画像を転送するためにLNET-730をご導入いただきました。(写真2参照)
ノートルダム清心女子大学様では、情報に関する新しい知識や技術を常に柔軟に習得できるシステム環境を整えられています。
講義中以外は、学生に教室を開放しインターネット利用や文書作成など、学習・研究目的のためパソコンを利用されています。

(写真1)学生ディスプレイ2台の真ん中にあるのが、教材画像を提示するための中間ディスプレイです。

(写真2)教師パソコンや書画カメラ、DVDの画像を教卓にあるLNET-730操作ボックスで選択して、一斉に中間ディスプレイに転送します。
LNET-730のメイン機能である、画像転送機能により、中間ディスプレイに画像を転送しています。 転送する画像は、完全リアルタイムで教卓側で教師が見ている画像をそのままのイメージで、中間ディスプレイに表示することができます。 教師と学生の間でイメージの差異がなく、教材画面を共有することができます。
液晶タブレット(ディスプレイ)とペンを使って、電子黒板のように、文字を記載したり印を描画することができます。(写真3参照)
教師パソコンはもちろんのこと、書画カメラやBD/DVDプレイヤーの画像など、LNET-730のマスター装置に接続している教材機器全てにマーキングすることが可能です。
例えば、教師パソコンで開いているExcel画面で、特に重要となる“セル”や“タブ”に印をつけて、学生の理解を深めることができます。
他にも、BD/DVD教材の中でポイントになるシーンが出てきた場合や、書画カメラで映した教科書画像にも、直接書き込むようなイメージでお使いいただくことができます。 教師が伝えたいことを視覚的に表現することができるので、学生にとっても便利な機能です。

(写真3)Wacomの液晶タブレットをLNET-730に接続。
LNET専用操作BOXで選択した画像が、本ディスプレイに表示されますので、ペンを使って画面上に文字や印などを描画することができます。
LNET-730は“画像”転送システムです。
しかし、教材の中には、BD/DVDプレイヤーや教師パソコン上で再生する音声付きの教材があります。音声付きの教材をご利用いただく場合に、LNET連動音声セレクタと組み合わせることでより便利に運用していただけます。
操作は簡単です。
LNET-730専用の操作ボックスで、教材ソースを選択すると、画像だけでなく音声も同時に切り替わります。
選択されたソースの画像は中間ディスプレイへ転送します。
音声は、マスター装置から外部へ出力します。
ノートルダム清心女子大学様では、教室に既にあった音響設備(アンプ・スピーカー)を利用して音声が流れるように構築されています。
LNET連動音声セレクタがない場合は、画像はLNET-730で切替、音声は別のセレクタで選択する必要がありました。
教師には、システムの操作より講義に集中していただくため、ワンタッチ操作でご利用いただいています。
教卓の上には、講義中に必要となるものだけを設置されています。
システム上必要な機器であっても、机上には不要となるものは、19インチラックに収納されています。(写真4参照)
LNETシステムとしては、操作するための操作ボックスとマーキングをするための液晶タブレットを机上に設置しています。
操作ボックスは、邪魔にならない省スペース型です。(サイズ:W136×D102×H24mm)
(写真4) 上段:LNET連動音声セレクタ
下段:LNET-730マスター装置を19インチラックに収納しております。
情報科学の講義や情報メディア演習では、パソコンやネットワークに関する知識や技能を身につける講義を行われています。
たとえば、Word・Excel・PowerPointを習得するための講義もあります。
これらを学ぶ上で、教師が準備しておいたExcelなどのファイルを学生に対し一斉に配布する場合に、レッスンアシストのファイル転送機能を活用されています。
学生はファイルを受け取ると、講義の中で学びながら入力していきます。
講義の最後に課題の提出が必要になった場合も、ファイルの一斉回収機能で、スムーズに回収することができます。
※レッスンアシストの対応OSはWindowsのみです。
大学様としては、PCの学習の中で、Windows以外のOSへの認知や理解を深める為Linuxとのデュアルブート教室も構築されています。
PCを利用した授業も多岐に渡っており、基礎から応用・操作から理論まで非常に充実されています。
2017年12月 掲載