LNET導入事例

東京工芸大学 様

東京工芸大学
【所在地】
〒164-8678
東京都中野区本町2-9-5(中野キャンパス)
【設立】
1923年(大正12年)
【公式サイト】
https://www.t-kougei.ac.jp/
【学校紹介】

「社会に有為な職業人の養成を目指し、確かな基礎教養の上に、先端のテクノロジーやメディアを用いて社会の発展のために活躍する実践的人材と、工学と芸術学の知識・技術と表現を結び合わせた新しい分野の創成に貢献する創造的人材を育成する。」
を基本理念として専門的な学問領域で時代の第一線で活躍する人材の育成を目指されています。

導入システム

システム概要

■既存の操作感を維持したシステムの更新

「既存システムの操作から大きな変化がないこと」が今回の更新時にご要望をいただいた内容でした。
既存のシステムもデジタル方式のシステムであったことから、デジタル片方向画像転送システムの『LNET-830』を基本システムで選定し、先生方が慣れ親しんだ操作の流れの維持を目的として、既存システムのボタンの配置と同様にさせていただきました。 また視認性向上のため、ボタンに配色を施すなどを実施いたしました。
システム操作のインターフェースである操作卓をコンパクトな筐体にすることで、机上のスペースを確保していただけるようにいたしました。
LNET-830に標準で付属する専用操作卓を拡張カスタマイズし、音量の制御用のツマミや分割と統合運用の切り替えスイッチなどを配置しました。

教卓

(写真1)
教員卓上に配置した専用操作卓
作業スペースが確保できるコンパクトな筐体
操作卓右の白いマウスは、LNET-830標準機能でご提供させていただいた「マーキング機能」の描画用マウス

操作ボックス

(写真2)
専用操作卓
LNET-830の標準操作卓をカスタマイズし、卓左に音量ツマミと単独/分割運用の手動制御スイッチを配置
手動制御スイッチは障害発生時の緊急対応用

■分割/統合運用の自動認識

2つの教室が可動式パーティションにより、間仕切りと開放が可能な教室となっています。
既存システムがパーティションの開閉を検知して先生が分割や統合を選択操作することなく自動選択によりシステムが起動する状態でしたので、同じ方式で制御可能なシステムとさせていただきました。

開閉を検知する対物センサーを設置

(写真3)
教室間を仕切る可動式パーティション
パーティションのレール脇に開閉を検知する対物センサーを設置して、「開⇒統合運用」「閉⇒単独運用」を自動識別

教室間を仕切る可動式パーティション

(写真4)
対物センサーの正面にパーティションが設置されると“閉状態”と認識してシステムが「単独運用」を自動的に選択し、パーティションがない場合は「統合運用」を自動選択

ユーザー様の声

導入後のご感想などを教育研究情報課 主事の松井様に伺いました。

■貴学のシステムで学生パソコンの間に設置されている“中間ディスプレイ” と“プロジェクター”との使い分けはどのようにされているのでしょうか?

中間ディスプレイとプロジェクターに同時に表示することが多いようですが、中間ディスプレイのみの表示で講義を行われるケースもあるようです。

■分割運用と統合運用が可能なシステムですが、ご利用の頻度としてはどのような割合でお使いになられるのでしょうか?

時期によって異なりますが、およそ3分の2くらいが統合運用で行われています。
少ない人数で行う講義の際に単独運用を利用します。
都心の環境のため、教室を有効的に活用できるように分割と統合運用が可能な教室にしています。

■今回導入させていただきましたシステムのご感想はいかがでしょうか?

まだ全てを触ったわけではありませんが、先ず操作卓がコンパクトですね。
また機器の数が少ない形で、既存と同様の環境になった点はよかったと思います。
機器の数が少ないことが影響したのか、導入コストもかなり抑えることができた点は非常に良かったポイントです。

■今後のシステムなどについてのご予定などはいかがでしょうか?

やはりアクティブラーニングなどの環境整備は今後の課題になるかと思います。
この課題への最初の試みとしては、学生が使用するパソコンを持参して講義を受ける「BYOD (Bring Your Own Device)」をゲーム学科などの一部の学科から実施します。
ただノートパソコンにした場合でも、中間ディスプレイを設置することはなくならないと思います。

教室間を仕切る可動式パーティション

(写真5)

今回導入の機器類
機器点数の減少を評価いただいた、導入機器類
画像転送システムのLNET-830もスリムなラック内に収納されている(赤枠内)

2019年3月 掲載

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