ニュースリリース
2020年6月8日

授業支援システムの普及モデル
片方向画像転送システム「LNET-700」を発売

株式会社ランドコンピュータは、授業支援システム「LNET」シリーズの新機種として、アナログ画像転送に対応の片方画像転送システム「LNET-700」を2020年7月より発売いたします。

概要

学校の教室環境のデジタル化が進んでいますが、高等学校を中心にアナログ機種を導入している学校もまだ多数存在します。
授業支援システム「LNET」シリーズのアナログ画像転送モデルの販売継続のご要望にお応えして、片方画像転送システムの従来モデル「LNET-730」と「LNET-720」の特長を統合し、今日の教室環境にマッチした新機種として片方向画像転送システム「LNET-700」を開発いたしました。

主な特長・機能

1)専用操作ボックスによる直感的で簡単な操作
直感的でわかり易い操作性のLNET-730系の操作ボックスを継承し、標準で付属しています。
2)従来機種よりもアナログRGB入力端子が増加
教卓側に設置するマスター装置(親機)は、5系統の入力端子を装備します。
先生パソコンのほか、持ち込みノートパソコンや書画カメラ装置を活かすことが出来ます。

※従来機種からの変更点
LNET-700には、S端子やコンポジット入力端子がありません。必要に応じてコンバーターとの組み合わせをご検討ください。

3)2タイプのスチューデントユニット(子機)に対応
学生側に設置するスチューデント(子機)は、中間ディスプレイを4台接続可能なタイプ(スター型配線)と、2台接続可能なタイプ(デイジーチェーン型配線)に対応します。多様な教室レイアウトにフレキシブルに対応します。
4)鮮明で高解像度の画像を転送
アナログ信号による転送で1920×1200ドットの高解像度転送を実現します。
教材画像を学生近くにある中間ディスプレイへ転送することで、精細に内容を提示することができます。学生の集中力をアップさせ理解度を向上させることに繋がります。
5)EDIDラーニングモード搭載
パソコン画像を正常に表示させるためにはディスプレイのEDID情報(ディスプレイの周波数と解像度情報など)が必要です。
LNET-700には、次の3つのEDIDを設定することができます。
  1. LNET-700内蔵のEDID(1280×1024ドット、1920×1080ドット)
  2. デスクトップパソコン用のディスプレイEDID
  3. 確認ディスプレイのEDID
例えば、持ち込みノートパソコンなどをご利用いただく場合でも、接続するだけで中間ディスプレイに適切な解像度で転送することが可能になります。
6)LNETシステムの機器間接続はモジュラーケーブルを使用
マスター装置(親機)からスチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニットから後段のスチューデントユニット間を接続するケーブルは、LNET専用のモジュラーケーブル(単線)を使用します。
RGB等の映像ケーブルよりモジュラーケーブルの方が細くて柔らかいため、配線し易くなります。
※LNET専用モジュラーケーブルは、付属品です。
7)ハードウェア方式マーキング機能搭載
先生パソコンの画像や書画カメラの画像など、選択した教材画像に対して、印や文字を書き込むことが可能です。
特に注目して欲しい部分を明確にすることができます。
8)別画像の同時表示機能搭載
中間ディスプレイとプロジェクターに異なる画像を同時に表示することができます。
先生パソコン画像を中間ディスプレイに転送しながら、書画カメラ画像をプロジェクターに投影するなど、講義内容に合わせて使い分けることができます。
9)安心の5年間無償保証
LNETシリーズは、センドバック方式で5年間無償保証しております。
自社で開発・製造を行っていますので、導入後のサポートも万全です。
10)その他
  • 機器本体はRoHS指令準拠
  • 確認ディスプレイ接続端子あり
  • デスクトップパソコンの接続を考慮した、折り返しディスプレイ接続端子を2つを搭載
  • スチューデントユニット側はACコンセント不要(マスター装置より電源供給)
  • スチューデントユニット固定用マグネット付き
  • LNET連動ソフト無償ダウンロード可能

構成/接続イメージ

片方向画像転送システム『LNET-700』構成イメージ

※上記図はイメージ図です。仕様は予告なく変更する場合があります。

仕様

システム仕様
対応信号 アナログRGB
転送方式 ハードウェア転送
転送方向 片方向(先生側→学生側) 一斉転送
対応解像度 最大WUXGA(1920 × 1200ドット)まで
接続方式 LNET-S730利用時:デイジーチェーン方式※1
LNET-S725利用時:スター型接続※1
スチューデントユニット 接続台数 / システム LNET-S730利用時:最大30台(8ライン × 8台まで)
LNET-S725利用時:最大8台(8ライン × 1台まで)
中間ディスプレイ接続台数 / システム LNET-S730利用時:最大60台※2
LNET-S725利用時:最大32台※3
送信ソース数 アナログRGB × 5
ユニット間の接続ケーブル本数 1本※4
  • ※1RJ45(8極8芯)プラグの専用モジュラーケーブルもしくは通常のLANケーブル(カテゴリ5e以上グレード)で接続。
  • ※2スチューデントユニット1台につき、中間ディスプレイ2台まで接続可能。
  • ※3スチューデントユニット1台につき、中間ディスプレイ4台まで接続可能。
  • ※4マスター装置に1台のスチューデントユニットを接続するために必要なモジュラーケーブルの本数。LNET-S730利用時は、後段のスチューデントユニットを接続する場合も同様。
マスター装置(型番:LNET-M700)
入力系統 アナログRGB × 5(D-Subミニ15Pin)
出力系統 アナログRGB × 4(D-Subミニ15Pin)
  • 教師用PCの折り返し用出力 × 2
  • 確認用ディスプレイ用出力 × 1
  • プロジェクター用出力 × 1
スチューデントユニット出力用ポート × 8※1
外部制御 RS-232C端子 × 1、接点端子 × 1
外形寸法 330(W) × 230(D) × 88(H) mm (突起部を除く)
消費電力 92W以下 AC100V ±10% (50/60Hz) ※スチューデントユニット30台接続時
重量 約3.3~3.5Kg
主な付属品 操作ボックス(専用ケーブル含む) × 1式、マーキング用マウス(延長ケーブル含む) × 1式、先生PC ~マスター装置間用RGB ケーブル(3m) × 2本、RS-232C ケーブル × 1本、ダストカバー × 1式、AC ケーブル × 1本、アース線 × 1本、クイックガイド × 1枚、スタートガイド × 1枚
  • ※1スチューデントユニットを経由して中間ディスプレイに転送。
スチューデントユニット(型番:LNET-S730)
接続端子 アナログRGB(D-Subミニ15Pin) × 2
対応台数 スチューデントユニット1台につき、中間ディスプレイ2台接続可能
外形寸法 140(W) × 80(D) × 28(H) mm (突起部分を除く)
電源 マスター装置より供給
主な付属品

モジュラーケーブル(任意)
(ケーブルは15m/10m/6m/3mの中からお選び下さい)

教室レイアウトによっては、1台のスチューデントユニットにつき1本のアナログRGB延長ケーブル(3m)を無償にて付属致しますので、ご相談下さい。

スチューデントユニット(型番:LNET-S725)
接続端子 アナログRGB(D-Subミニ15Pin) × 4
対応台数 スチューデントユニット1台につき、中間ディスプレイ4台接続可能
外形寸法 140(W) × 80(D) × 47(H) mm (突起部分を除く)
電源 マスター装置より供給
主な付属品

モジュラーケーブル(任意)
(ケーブルは15m/10m/6m/3mの中からお選び下さい)

教室レイアウトによっては、1台のスチューデントユニットにつき4本のアナログRGB延長ケーブル(3m)を無償にて付属致しますので、ご相談下さい。

オプション
  • 音声セレクタ「LSW-SV73M」
  • 中間ディスプレイ電源管理ユニット「LNET-MPC2」
  • 液晶タブレットマーキング タッチ式液晶マーキング
  • 操作ボックス変更シート
  • 赤外線リモコン
  • ラックマウント金具
  • ラックマウント取付金具
  • マスター/スレーブ接続キット
  • パワーディストリビュータ連携ケーブル

発売情報

発売時期

2020年7月

お問合せ窓口

株式会社ランドコンピュータ
営 業 部
  • 本製品は開発中のため、製品の仕様は予告なく変更することがございます。予めご了承ください。
  • 記載されている製品仕様等は発表時のものです。
  • 最新情報は、ホームページの製品情報、製品カタログにてご確認ください。
  • LNETは、当社の登録商標です。その他の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
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