HDMI(High-Definition Multimedia Interface)」入力端子を装備。Blu-rayプレーヤーなどの最新のAV機器をケーブル1本で接続して、WUXGA(解像度1920×1200)のクリアな画像をデジタル転送することができます。
HDMI端子対応のデジタル分配器
1入力2出力HDMI分配器
LMS-HD12
- 型番:LMS-HD12
- 価格:¥32,780(税込)
製品概要
1入力2出力HDMI分配器「LMS-HD12」は、HDMI信号を2分配して出力するHDMI分配器です。対応解像度は最大WUXGA(1920×1200ピクセル)までの画像に対応し、高品質の鮮明な画像/音声を分配することが可能です。
また、ディスプレイのEDID情報を取得またはラーニングする機能により、安定したHDMI信号を出力することができます。
特長
HDMI入力信号を2分配して出力
パソコン、ゲーム機、Blu-ray/DVDプレーヤーなどのHDMI(画像/音声)の入力信号を高画質、高音質のまま2分配して、HDMI出力機器に同時に出力します。
HDMI端子に対応
株式会社ランドコンピュータは、HDMIのライセンス供与を行う団体HDMI LICENSING, LLCに加盟し、正式に認証を取得しています。
HDMI LICENSING, LLC HDMI Adopter:
デジタルコンテンツの著作権保護技術『HDCP』に対応
HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)は、映像再生機器からディスプレイなどの表示機器にデジタル信号 を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術(コピーガード)のひとつです。DVIやHDMIなどの接続を経由するデジタルコンテンツの転送で暗号化し不正コピーを防ぎます。
HDCPに対応していますので、HDCP(著作権保護技術)で暗号化されているデジタルコンテンツも問題なく分配/転送することができます。
- ※HDCP非対応のディスプレイを接続しても暗号は解除されません。
株式会社ランドコンピュータは、HDCPのライセンス管理団体 Digital Content Protection LLC に正式に加盟し、ライセンス認証を取得しています。
機器相互に制御信号のやり取りをするCEC機能に対応
HDMIのCEC機能に対応しています(IN1、OUT1のみ)ので、CEC機能に対応した機器を「LMS-HD12」で接続すると、HDMIケーブルを通して電源のON/OFFや録画制御などができます。
CEC(Consumer Electronics Control)とは、HDMIケーブルを通してテレビやレコーダーなどの機器間で制御信号をやり取りすることで、相互に操作を行うリンク機能のことです。メーカーにより「○○リンク」など独自の名称を使っています。
- ※全てのCEC対応機器の動作を保証するものではありません。
WUXGA・フルHD標準対応
対応解像度はVGA~最大WUXGA(1920 × 1200)までの画像に対応しますので、高解像度の画像を鮮明なままに切替えることができます。
入力ソースの同期信号を検知し、電源を自動的にON/OFF
パソコンやBlu-ray/DVDプレーヤーなど、入力側端子に接続したHDMI機器の同期信号を検知し、自動的に電源をON/OFFします。
ソースの信号が乱れた時に安定した信号を出力するディスプレイ安定モード
ソース機器の画像信号が乱れたりした場合、そのまま乱れた信号ディスプレイ側に送ると、画像を表示しなくなったり、画面全体にノイズが出て色かおかしくなるなどの症状が出て、ディスプレイが不安定な動作になることがあります。
「LMS-HD12」では、ソース機器側から不安定な信号を受け取るとディスプレイ安定モードが働き、ブラック画面の安定した信号を出力します。
スチール製の机やラックに固定ができるマグネットを標準装備
スチール製の机やラックに貼り付けることで設置環境を整えることができます。落下事故防止・いたずら防止などにも役立ちます。
ユニット1台につき4個のマグネットを取り付けた状態で出荷致します。
HDMIケーブルが容易に抜けないようにするクランプ
HDMIケーブルは、ケーブル自体の重さでぐらついたり、抜け落ち易い点が気になることもあります。
「LMS-HD12」は、HDMIケーブルをコネクタクランプでユニットに固定することができますので、ぐらつきや不意の抜け落ちを防止することができます。
有害物質の使用を制限したRoHS指令に対応 ~ 環境に配慮した製品作り
環境に配慮した製品作りの取り組みとして、人体や環境に有害な10種類の物質の使用を制限したRoHS指令に対応しています。(RoHSは10物質対応(EU)2015/863です)
ディスプレイからの情報取得と設定:EDID
パソコンやBlu-ray/DVDプレーヤーなどにディスプレイを繋いで正しく画像を表示するには、パソコンやBlu-ray/DVDプレーヤーなどの映像出力信号をディスプレイが対応する周波数と解像度に合せて正しく設定する必要があります。
通常、パソコンやBlu-ray/DVDプレーヤーなどのソース機器は電源を入れると、接続されているディスプレイやテレビなどの出力機器が対応する解像度や信号周波数の範囲などの情報をディスプレイに問い合わせして取得します。
ディスプレイには対応する周波数、解像度のほか、製造メーカー名や型式など、EDIDと呼ばれる情報が格納されています。これをプラグ・アンド・プレイの仕組みによりパソコンとディスプレイの間でやりとりする事によって、ディスプレイに正しく画像が表示されます。
「LMS-HD12」では、出力端子に接続したディスプレイからEDIDを自動的に取得して入力端子に接続したパソコン側に返す「EDID自動取得モード」と、特定のディスプレイのEDIDをラーニングしてLMS-HD12内部に保持したEDIDを常にパソコン側に返す「EDIDラーニングモード」があります。
EDID自動取得モード
OUT端子の番号の1から2の順番に、接続されたディスプレイのEDIDを読み込み、最初に読み込んだEDIDをソース機器(パソコンなど)に伝えます。
接続するディスプレイがすべて同じ型番のものを接続する場合や、OUT端子に接続するディスプレイを変更する頻度が多い場合は、EDID自動取得モードでご使用ください。(LMS-HD12を持ち運んで訪問先のディスプレイを接続する場合など)
EDIDラーニングモード
ラーニングモードにはSXGA またはFullHD の解像度に固定して設定する方法と、特定のディスプレイ情報を記録する方法があります。
以下の場合は、ラーニングモードでご使用ください。
- OUT端子に接続するディスプレイを頻繁に変更しない場合
- 対応解像度が異なるディスプレイを混在して接続する場合
- EDID自動取得モードで表示できない(Out of Range)ディスプレイが発生する場合
DVI接続の場合のご注意
HDMI端子がなくDVI端子があるディスプレイをご使用の場合、HDMI→DVI変換アダプタもしくはHDMI→DVI変換ケーブルで接続してください。
但し、その場合は、以下のような制限がありますのでご注意ください。
- DVI端子を持つディスプレイでも、HDMI→DVI変換アダプタもしくはHDMI→DVI変換ケーブルで接続した場合、映像が映らない場合があります。(ディスプレイの仕様によります)
<回避方法>
OUT端子の1、2にDVI接続のディスプレイとHDMI接続のディスプレイを混在して接続する場合は、EDID自動取得モードの時はDVI接続のディスプレイを端子番号1(端子番号の若い端子)に接続してください。
ラーニングモードの時は、DVI接続のディスプレイのEDIDをラーニングしてからご使用ください。
但し、画像は表示できますが、パソコン、ブルーレイプレーヤーなどからHDMI端子で音声を出力する設定にしていても、LMS-HD12のOUT側から音声を取り出すことは出来ません。(DVIモードで動作するため)
接続例
仕様
入力 | HDMI × 1 |
---|---|
出力 | HDMI × 2 |
対応解像度 | VGA(640 × 480)~ WUXGA(1920 × 1200) |
HDMI規格 | HDMI Ver.1.4 3D Deep Color 36bit/pixel DolbyTrueHD、Dolby Digital、DTS 対応帯域 (25MHz~154MHz) CEC(IN1、OUT1端子のみ) HDCP 1.4 |
外形寸法 | 140(W) × 80(D) × 47(H)mm(但し、突起部除く) |
重量 | 約180g |
付属品 | HDMIケーブル(3m) × 2、HDMI抜け防止クランプ × 3、ACアダプタ、取扱説明書 |
製品写真
背面