片方向画像音声転送システムLNET-634
- 本製品は製造・販売を終了いたしました。
- 後継機として片方向画像音声転送システム「LNET-734」をご案内しております。
システムの特長
ハードウェア転送方式
画像と音声の転送はハードウェア転送方式ですので、先生のパソコンのマウスカーソルの動きや、動画の画面・音声の遅延がなくリアルタイムに転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルを設置しますので、画像転送を行ってもネットワークのトラフィックには影響を与えません。
ハードウェア転送方式 (LNETシリーズによる画像音声転送)
ソフトウェア転送方式
送信ソース RGB 3系統 / ビデオ(NTSC) 3系統
マスター装置に、3系統のアナログRGB、3系統のビデオ(NTSC)の入力端子を装備しています。
その中から送信ソースを選択して画像を転送することができます。(ビデオ信号はアナログRGB信号に変換して分配します。)
- ※アナログRGB 3系統のうち2系統はパソコン接続用の端子で、パソコン画面の折返し用のディスプレイ出力端子を装備しています。3系統目は入力専用で、ノートパソコンやRGB出力端子のある書画装置等の接続に適しています。
- ※ビデオ(NTSC)の3系統は、S映像端子と映像端子を各々装備しています。
アナログRGB対応
3系統のアナログRGB入力端子(D-Subミニ15ピン)を標準装備しています。
先生パソコンを2台まで接続できます。また、先生パソコン用とは別に1系統のRGB入力端子を装備していますので、RGB出力端子をもった書画装置や持込みのノートパソコンなどを接続して学生側に画像転送を行うことができます。
- ※先生PC1・先生PC2には、パソコンからの入力端子とディスプレイへの折返し用出力端子があります。
高解像度対応アップスキャンコンバータ内蔵
S映像端子/映像端子に接続されたビデオ信号(NTSC信号)の映像は、マスター装置に内蔵の高解像度アップスキャンコンバータを経由することでアナログRGB信号として出力されます。
ビデオ画面をパソコンの画面に表示させるためのスキャンコンバータにTBC(タイムベースコレクタ)を内蔵しておりますので、ビデオデッキの一時静止画面もきれいに表示できます。これによりビデオ教材の活用の幅が広がります。
ユニット間はモジュラーケーブルで接続
マスター装置(親機)~スチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニット(子機)どうしの間は、モジュラーケーブルで接続します。
ネジ止めなどの手間がかからず、敷設も簡単に行えます。
単線化&通常のLANケーブルに対応
ユニット間の接続に、LNET専用ケーブルの他に通常のLANケーブル(CAT5e以上のグレード)にも対応します。 また、単線化に対応し、ユニット間を1本のケーブルで接続できますので、設置時の配線やメンテナンス時に作業が効率的に行えます。
スチューデントユニットに2組の学生パソコン、ヘッドフォンを接続
スチューデントユニット(子機)には、中間ディスプレイを1台と学生パソコンやヘッドフォンを2組接続して画像と音声の転送ができます。
設置に便利な固定マグネットを標準装備
スチューデントユニットをスチール製の机やラックに貼り付けることで設置環境を整えることができます。落下事故防止・生徒のいたずら防止などにも役立ちます。
- ※スチューデントユニット1台につき4個のマグネットを取り付けた状態で出荷致します。
画像転送機能
SXGA標準対応・カスタマイズによりUXGAにも対応
標準仕様でSXGA(1280×1024)の解像度に対応しています。
- ※カスタマイズによりUXGA(1600×1200)などの解像度への対応実績が多数あります。詳しくは営業部までお問い合わせください。
中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)への画像転送
先生パソコンの画面やビデオ機器(DVD、書画装置)などの教材画像を、中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に一斉送信します。
学生は中間ディスプレイの教材画面を見ながら自分のパソコンの操作ができますので、効率的に学習を進めることができます。
画像送信 ~ 一斉転送
ワンタッチで中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に教材画面を一斉転送することができます。
先生から教材画面を学生側に一斉転送できますので、学生がすぐに課題に取り組めます。
マーキング機能
パソコンやビデオなどの教材画面にカラフルな書き込みをして転送できます。
軌跡や直線だけでなく、円や四角などの図形も自由に描画でき、描いた円の中に文字を書くことも可能です。
プロジェクタ出力(出力のON/OFF機能付き)
プロジェクタ出力端子(アナログRGB D-sub 15ピン)を標準装備。学生側への画像転送とは別に、プロジェクタ出力独自でのON/OFFが可能です。
プロジェクタと学生側に別ソースを転送
学生側(中間ディスプレイ)に転送中のソースと異なる送信ソ-スをプロジェクタに出力することができます。
- ※ビデオ信号(NTSC信号)の画像は、学生側とプロジェクタで別ソースを映すことはできません。
■プロジェクタを10m以上離して接続する場合
プロジェクタを10m以上離して接続したい場合、長いRGBケーブルを使うだけだとケーブルの品質に依存して信号が減衰して画質が低下したり映らなかったりする場合があります。このような場合に、アナログRGB信号延長器「LES-200A/B」でRGBケーブルを延長してプロジェクタを接続すると、クリアな画像で映すことができます。
音声機能
ステレオ音声対応
マルチメディア教材やビデオ教材を生かせるステレオ音声対応
先生の声やパソコン・ビデオなどの音声を、学生のヘッドフォンに転送できます。ハードウェア方式なので、音切れや遅延などもなく、画面と併せてリアルタイムで転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルで接続しますので、ネットワークのトラフィックには影響を与えずに安定した音声の転送が可能です。
音声はステレオ音声対応です。
音声送信
教材音声を一斉に全員に送信することができます。
音声ミキシング機能(マイク音声や外部機器の音声をミキシング)
外国語のクラスでインストラクター2人で授業を行うケースが増えています。 典型的には中学高校の英語クラスでアシスタント・インストラクターとして、ネイティブスピーカーのインストラクターを加える場合です。
この時役に立つのが、ALT対応音声ミキシングユニットです。
ALT対応音声ミキシングユニットには、2組のヘッドセットとパソコンや外部機器などの音声出力機器を接続できます。これらの音声をミキシングして学生側に音声を転送して聞かせることができます。
ミュート機能
ALT対応音声ミキシングユニットには、2組の接続機器ごとにミュート(消音)ボタンがありますので、学生側に送りたくない音声を即座消音することができます。
また、コネクタ1に接続した機器の音声を学生に聞かせている間に、コネクタ2の機器の音声の頭出しをして準備することもできます。
操作・管理機能
コンソール操作ボックス
操作は教卓上の操作ボックスで行います。
操作は、ディスプレイ(教材提示ディスプレイや確認用ディスプレイ)に映したい映像ソースのボタンを押すだけの簡単なものです。
直感的な操作なので、直ぐにお使いいただけます。
赤外線リモコン
赤外線リモコンで、画像の送信・停止はもちろんのこと、送信ソース切換もできます。教室内を巡回しながらでもLNETの操作が可能です。
2教室分離統合機能
2教室を各々独立した教室として扱う分離モードと、2教室全体を1教室として制御する統合モードをLNET起動時に選択して操作する機能です。
統合モードでは、操作は主教室側(LNETを起動した教室)でのみ行います。
- ※2教室分離統合を実現するにはオプションの「マスタースレーブ接続キット」が必要になります。