パソコンの高解像度化は著しく、特にCADを使用する実習などでは高解像度の対応は必須となります。
標準でフルHD(1920×1080ピクセル)の画像転送に対応しています。
- ※UXGA(1600×1200ピクセル)には対応しておりません。
- ※WUXGA・UXGAの対応については営業部までお問い合わせください。
デジタル片方向画像転送システム『LNET-830』の主な特長・機能をご紹介しています。機種選択の参考にご覧ください。
画像の転送はハードウェア転送方式ですので、先生のパソコンのマウスカーソルの動きや、ブルーレイやDVDなどの画面などの動画も遅延なくリアルタイムに転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルを設置しますので、画像転送を行ってもネットワークのトラフィックには影響を与えません。
マスター装置に、デジタルDVI-D×1系統、HDMI×4系統、アナログRGB×1系統の入力端子を装備しています。
その中から送信ソースを選択して画像を転送することができます。(アナログRGB信号はデジタル信号に変換して分配します。)
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)入力端子を装備。ブルーレイプレーヤーなどの最新のAV機器をケーブル1本で接続して、フルハイビジョン(解像度1920×1080)のクリアな画像をデジタル転送することができます。
株式会社ランドコンピュータは、HDMIのライセンス供与を行う団体HDMI LICENSING, LLCに加盟し、正式に認証を取得しております。
1系統のデジタルDVI-D入力端子(DVI-D24ピン)を標準装備していますので、HDMI出力端子のないパソコンでもDVI-D端子で先生パソコンを1台接続できます。
HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)は、映像再生機器からディスプレイなどの表示機器にデジタル信号 を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術(コピーガード)のひとつです。DVIやHDMIなどの接続を経由するデジタルコンテンツの転送で暗号化し不正コピーを防ぎます。
『LNET-830』はHDCPに対応していますので、HDCP(著作権保護技術)で暗号化されているデジタルコンテンツも問題なく転送することができます。
株式会社ランドコンピュータは、HDCPのライセンス管理団体 Digital Content Protection LLC に正式に加盟し、ライセンス認証を取得しています。
パソコンやブルーレイレコーダーなどとディスプレイを繋いで正しく画像を表示するには、パソコンが出力する映像信号をディスプレイが対応する周波数と解像度に合せて正しく設定する必要があります。
通常、パソコンやブルーレイレコーダーなどのソース機器は、電源を入れると接続されているディスプレイやテレビなどの出力機器の入力可能な解像度や信号周波数の範囲などの情報をディスプレイに問合せして取得します。
ディスプレイには対応する周波数、解像度のほか、製造メーカー名や型式など、EDIDと呼ばれる情報が格納されています。これをプラグ・アンド・プレイの仕組みによりパソコンとディスプレイの間でやりとりする事によって、ディスプレイに正しく画像が表示されます。
『LNET-830』では、出力端子に接続したディスプレイからEDIDを自動的に取得して入力端子に接続したパソコン側に返す「EDID自動取得モード」と、特定のディスプレイのEDIDをラーニングして『LNET-830』のマスター装置内部に保持したEDIDを常にパソコン側に返す「EDIDラーニングモード」があります。
マスター装置背面の先生1のDVI端子及び先生2のHDMI端子では、接続されたディスプレイのEDIDを読み込んで自動的にパソコンに伝えます。
先生1のDVI端子及び先生2のHDMI端子では接続されたディスプレイからEDID情報を取得できますが、他のHDMI入力端子ではPlug and Playさせるディスプレイが無いため、何らかのEDIDを提供する必要があります。
初期値ではフルHDの解像度をマスター装置が返すようになっています。
フルHDより低い解像度で使用する場合は、確認ディスプレイ用の端子に接続したディスプレイのEDIDを登録してデバイスに返すことで対応します。
マスター装置(親機)~スチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニット(子機)どうしの間は、2本1組のLNET専用のモジュラーケーブルで接続します。
ネジ止めなどの手間がかからず、敷設も簡単に行えます。
スチューデントユニット(子機)には、DVI端子に対応した中間ディスプレイを1台接続することができます。
スチューデントユニットをスチール製の机やラックに貼り付けることで設置環境を整えることができます。落下事故防止・いたずら防止などにも役立ちます。
HDMIケーブルは、ケーブル自体の重さでぐらついたり、抜け落ち易い点が気になることもあります。
『LNET-830』では、HDMIケーブルをコネクタクランプでユニットに固定することができますので、ぐらつきや不意の抜け落ちを防止することができます。
パソコンの高解像度化は著しく、特にCADを使用する実習などでは高解像度の対応は必須となります。
標準でフルHD(1920×1080ピクセル)の画像転送に対応しています。
先生パソコンの画面やブルーレイ/DVDや書画装置などの教材画像を、中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に一斉送信します。
学生は中間ディスプレイの教材画面を見ながら自分のパソコンの操作ができますので、効率的に学習を進めることができます。
パソコン全てが電源OFFの際にも、中間ディスプレイにブルーレイ/DVDなどの映像機器の映像を転送することができます。
ワンタッチで中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に教材画面を一斉転送することができます。
先生から教材画面を学生側に一斉転送できますので、学生がすぐに課題に取り組めます。
また、中間ディスプレイを一斉にブラックアウトにすることができます。
パソコンやブルーレイ/DVDなどの教材画面にカラフルな書き込みをして転送できます。
軌跡や直線だけでなく、円や四角などの図形も自由に描画でき、描いた円の中に文字を書くことも可能です。
マスター装置にプロジェクタ出力端子を標準装備。学生側への画像転送とは別に、プロジェクタ出力独自でのON/OFFが可能です。
学生側(中間ディスプレイ)に転送中のソースと異なる送信ソ-スをプロジェクタに出力することができます。
画像ソースと連動するライン入力端子(ミニジャック)×3、及びHDMI入力端子×3、ライン出力端子(RCA×1、ミニジャック×1)に加えてヘッドセットの端子を装備しています。
画像ソースを選択すると、画像ソースに対応した音声入力(ライン入力端子、HDMI入力端子のいずれか)を連動して選択し、リアルタイムで外部出力します。
マイク音声は常にライン出力から出力されています。
また、マイクの音声は、ライン入力端子、HDMI入力端子に接続した機器の音声にミキシングして出力されます。
操作は教卓上の操作ボックスで行います。
操作はボタンを押すだけですので、直感的な操作で直ぐにお使いいただけます。
操作ボックスのファンクションボタン(F1、F2、F3、F4)に簡易ロック機能(学生のキーボード・マウスのロック)、アプリケーション起動、シャットダウン・ログオフ・ウインドウズショートカットキーなどの任意の機能を割り当てて、操作ボックスから実行することができます。
また、授業支援ソフトの『レッスンアシスト』や『マルチスキャン画像表示ソフト』などを合わせて導入頂いている場合は、これらのソフトウェアの機能を操作ボックスから呼び出すことができます。
赤外線リモコンで、画像の送信・停止はもちろんのこと、送信ソース切換もできます。教室内を巡回しながらでも『LNET-830』の操作が可能です。
無操作時間が一定時間続いた場合、自動的に電源OFF(スタンバイ状態)になります。
LNETの操作を120分行わない状態が続くと自動的に電源OFFになる機能です。昨今の電力事情により、省エネ化に配慮する学校様に最適なお役立ち機能です。設定により有効、無効の切換が可能です。
2教室を各々独立した教室として扱う分離モードと、2教室全体を1教室として制御する統合モードをLNET起動時に選択して操作する機能です。
統合モードでは、操作は主教室側(LNETを起動した教室)でのみ行います。