デジタル片方向画像音声転送システムLNET-834特長・機能

デジタル片方向画像音声転送システム LNET-834

デジタル片方向画像音声転送システム『LNET-834』の主な特長・機能をご紹介しています。機種選択の参考にご覧ください。

  • ここに掲載している機能は標準仕様のものです。標準仕様以外でもカスタマイズにより対応実績がある機能もありますので、詳しくはお問い合わせください。

システムの特長

ハードウェア転送方式

画像の転送はハードウェア転送方式ですので、先生のパソコンのマウスカーソルの動きや、ブルーレイやDVDなどの画面などの動画も遅延なくリアルタイムに転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルを設置しますので、画像転送を行ってもネットワークのトラフィックには影響を与えません。

ハードウェア転送方式による『LNET834』の画像・音声転送

ハードウェア転送方式

ソフトウェア転送方式

ソフトウェア転送方式

送信ソースはデジタルDVI-D×1系統・HDMI×4系統・アナログRGB×1系統

マスター装置に、デジタルDVI-D×1系統、HDMI×4系統、アナログRGB×1系統の入力端子を装備しています。
その中から送信ソースを選択して画像を転送することができます。(アナログRGB信号はデジタル信号に変換して分配します。)

送信ソース(DVI/HDMI/RGB/NTSC)

  • HDMI×4系統のうち1系統はパソコン接続用の端子で、パソコン画面の折返し用のディスプレイ出力端子を装備しています。他の3系統は入力専用で、ブルーレイプレーヤーやノートパソコンなどHDMI出力端子のある機器の接続に適しています。
  • アナログRGB入力端子に接続された機器の信号はA/Dコンバータによりデジタル信号に変換して画像を転送します。

デジタル映像・音声信号を劣化なく伝送できるHDMI端子

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)入力端子を装備。ブルーレイプレーヤーなどの最新のAV機器をケーブル1本で接続して、フルハイビジョン(解像度1920×1080)のクリアな画像をデジタル転送することができます。

デジタル映像・音声信号を劣化なく伝送できるHDMI端子

株式会社ランドコンピュータは、HDMIのライセンス供与を行う団体HDMI LICENSING, LLCに加盟し、正式に認証を取得しております。

デジタルDVI-D端子

1系統のデジタルDVI-D入力端子(DVI-D24ピン)を標準装備していますので、HDMI出力端子のないパソコンでもDVI-D端子で先生パソコンを1台接続できます。

デジタルDVI-D端子

  • 先生PC1・先生PC2には、パソコンからの入力端子とディスプレイへの折返し用出力端子があります。
  • HDMI端子のない先生パソコンを2台接続する場合は、2台目をHDMI-DVI変換プラグで先生PC2のHDMI端子に接続してください。その場合に先生PC2のパソコン音声を『LNET-834』を経由して音声を出力したい時は、パソコンの音声出力をマスター装置の音声入力端子の先生2に接続してください。

デジタルコンテンツの著作権保護技術『HDCP』に対応

HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)は、映像再生機器からディスプレイなどの表示機器にデジタル信号 を送受信する経路を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術(コピーガード)のひとつです。DVIやHDMIなどの接続を経由するデジタルコンテンツの転送で暗号化し不正コピーを防ぎます。

『LNET-834』はHDCPに対応していますので、HDCP(著作権保護技術)で暗号化されているデジタルコンテンツも問題なく転送することができます。

デジタルコンテンツの著作権保護技術『HDCP』に対応

株式会社ランドコンピュータは、HDCPのライセンス管理団体 Digital Content Protection LLC に正式に加盟し、ライセンス認証を取得しています。

ディスプレイからの情報取得と設定:EDID

パソコンやブルーレイレコーダーなどとディスプレイを繋いで正しく画像を表示するには、パソコンが出力する映像信号をディスプレイが対応する周波数と解像度に合せて正しく設定する必要があります。
通常、パソコンやブルーレイレコーダーなどのソース機器は、電源を入れると接続されているディスプレイやテレビなどの出力機器の入力可能な解像度や信号周波数の範囲などの情報をディスプレイに問合せして取得します。
ディスプレイには対応する周波数、解像度のほか、製造メーカー名や型式など、EDIDと呼ばれる情報が格納されています。これをプラグ・アンド・プレイの仕組みによりパソコンとディスプレイの間でやりとりする事によって、ディスプレイに正しく画像が表示されます。

『LNET-834』では、出力端子に接続したディスプレイからEDIDを自動的に取得して入力端子に接続したパソコン側に返す「EDID自動取得モード」と、特定のディスプレイのEDIDをラーニングして『LNET-830』のマスター装置内部に保持したEDIDを常にパソコン側に返す「EDIDラーニングモード」があります。

EDID自動取得モード

マスター装置背面の先生1のDVI端子及び先生2のHDMI端子では、接続されたディスプレイのEDIDを読み込んで自動的にパソコンに伝えます。

EDID自動取得モード

EDIDラーニングモード

先生1のDVI端子及び先生2のHDMI端子では接続されたディスプレイからEDID情報を取得できますが、他のHDMI入力端子ではPlug and Playさせるディスプレイが無いため、何らかのEDIDを提供する必要があります。

初期値ではフルHDの解像度をマスター装置が返すようになっています。
フルHDより低い解像度で使用する場合は、確認ディスプレイ用の端子に接続したディスプレイのEDIDを登録してデバイスに返すことで対応します。

EDIDラーニングモード

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

マスター装置(親機)~スチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニット(子機)どうしの間は、2本1組のLNET専用のモジュラーケーブルで接続します。
ネジ止めなどの手間がかからず、敷設も簡単に行えます。

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

スチューデントユニットは音声機能つき

スチューデントユニット(子機)には、1台の中間ディスプレイと2台の学生パソコンを接続することができます。
ライン入力端子/出力端子とヘッドフォン端子があります。パソコンの音声をヘッドフォンで聞いたり、『LNET-834』を経由して先生側から配信されるパソコンに取り込むことができます。

スチューデントユニットの接続

設置に便利な固定マグネットを標準装備

スチューデントユニットをスチール製の机やラックに貼り付けることで設置環境を整えることができます。落下事故防止・いたずら防止などにも役立ちます。

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

  • スチューデントユニット1台につき4個のマグネットを取り付けた状態で出荷致します。

HDMIケーブルの抜けを防止するコネクタクランプ

HDMIケーブルは、ケーブル自体の重さでぐらついたり、抜け落ち易い点が気になることもあります。
『LNET-830』では、HDMIケーブルをコネクタクランプでユニットに固定することができますので、ぐらつきや不意の抜け落ちを防止することができます。

HDMIケーブルの抜けを防止するコネクタクランプ

画像転送機能

フルHD標準対応・高解像度対応

パソコンの高解像度化は著しく、特にCADを使用する実習などでは高解像度の対応は必須となります。
標準でフルHD(1920×1080ピクセル)の画像転送に対応しています。

  • UXGA(1600×1200ピクセル)には対応しておりません。
  • WUXGA・UXGAの対応については営業部までお問い合わせください。

解像度 フルHD標準対応

中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)への画像転送

先生パソコンの画面やブルーレイ/DVDや書画装置などの教材画像を、中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に一斉送信します。
学生は中間ディスプレイの教材画面を見ながら自分のパソコンの操作ができますので、効率的に学習を進めることができます。

パソコン全てが電源OFFの際にも、中間ディスプレイにブルーレイ/DVDなどの映像機器の映像を転送することができます。

中間ディスプレイへの一斉画面転送

画像送信 ~ 一斉転送

ワンタッチで中間ディスプレイ(教材提示用ディスプレイ)に教材画面を一斉転送することができます。
先生から教材画面を学生側に一斉転送できますので、学生がすぐに課題に取り組めます。

また、中間ディスプレイを一斉にブラックアウトにすることができます。

画像送信 全学生への画面転送

マーキング機能

パソコンやブルーレイ/DVDなどの教材画面にカラフルな書き込みをして転送できます。
軌跡や直線だけでなく、円や四角などの図形も自由に描画でき、描いた円の中に文字を書くことも可能です。

マーキング機能の画像

プロジェクタ出力(出力のON/OFF機能付き)

マスター装置にプロジェクタ出力端子を標準装備。学生側への画像転送とは別に、プロジェクタ出力独自でのON/OFFが可能です。

プロジェクタ出力のON/OFF

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

学生側(中間ディスプレイ)に転送中のソースと異なる送信ソ-スをプロジェクタに出力することができます。

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

音声機能

選択した画像ソースに連動した音声をリアルタイムで出力

画像ソースと連動するライン入力端子(ミニジャック)×3、及びHDMI入力端子×3、ライン出力端子(RCA×1、ミニジャック×1)に加えてヘッドセットの端子を装備しています。
画像ソースを選択すると、画像ソースに対応した音声入力(ライン入力端子、HDMI入力端子のいずれか)を連動して選択し、リアルタイムで外部出力します。
マイク音声は常にライン出力から出力されています。
また、マイクの音声は、ライン入力端子、HDMI入力端子に接続した機器の音声にミキシングして出力されます。

選択した画像ソースに連動した音声をリアルタイムで出力

  • 先生パソコン/ディスプレイをDVI-HDMI変換アダプタを使用して「先生2」の端子に接続する場合は、先生パソコンの音声出力のケーブルをマスター装置の音声入力端子の「先生2」に接続してください。

ステレオ音声対応

マルチメディア教材やビデオ教材を生かせるステレオ音声対応

先生の声やパソコン・ビデオなどの音声を、学生のヘッドフォンに転送できます。ハードウェア方式なので、音切れや遅延などもなく、画面と併せてリアルタイムで転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルで接続しますので、ネットワークのトラフィックには影響を与えずに安定した音声の転送が可能です。
音声はステレオ音声対応です。

ステレオ音声対応

音声送信

教材音声や先生のマイク音声を一斉に全員に転送することができます。

音声送信

音声ミキシング機能(外部機器の音声にマイク音声をミキシング)

マスター装置はにパソコン、外部音声機器のほかに先生用のヘッドセットを接続できますので、これらの音声機器に先生のマイク音声をミキシングして学生に聞かせることができます。

音声ミキシング機能

操作・管理機能

コンソール操作ボックス

操作は教卓上の操作ボックスで行います。
操作はボタンを押すだけですので、直感的な操作で直ぐにお使いいただけます。

『LNET-834』用操作ボックス

  • オプションの「フリーデザイン操作ボックスシート」で、ボタン名を任意の名前に変更したり、校章のマークを入れることができます。

ソフト連動ボタン装備

操作ボックスのファンクションボタン(F1、F2、F3、F4)に簡易ロック機能(学生のキーボード・マウスのロック)、アプリケーション起動、シャットダウン・ログオフ・ウインドウズショートカットキーなどの任意の機能を割り当てて、操作ボックスから実行することができます。
また、授業支援ソフトの『レッスンアシスト』や『マルチスキャン画像表示ソフト』などを合わせて導入頂いている場合は、これらのソフトウェアの機能を操作ボックスから呼び出すことができます。

ファンクションボタン

赤外線リモコン

赤外線リモコンで、画像の送信・停止はもちろんのこと、送信ソース切換もできます。教室内を巡回しながらでも『LNET-834』の操作が可能です。

赤外線リモコン

  • 赤外線リモコンはオプションになります。

自動電源OFF

無操作時間が一定時間続いた場合、自動的に電源OFF(スタンバイ状態)になります。
LNETの操作を120分行わない状態が続くと自動的に電源OFFになる機能です。昨今の電力事情により、省エネ化に配慮する学校様に最適なお役立ち機能です。設定により有効、無効の切換が可能です。

自動電源OFF機能

2教室分離統合機能

2教室を各々独立した教室として扱う分離モードと、2教室全体を1教室として制御する統合モードをLNET起動時に選択して操作する機能です。
統合モードでは、操作は主教室側(LNETを起動した教室)でのみ行います。

2教室分離統合イメージ図

  • 2教室分離統合を実現するにはオプションの「マスタースレーブ接続キット」が必要になります。

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