片方向画像音声転送システムLNET-640特長・機能

LNET-640 / LNET-640(鉛フリー対応モデル)

授業支援システム「LNET-640」の主な特長・機能をご紹介しています。機種選択の参考にご覧ください。

  • ここに掲載している機能は標準仕様のものです。標準仕様以外でもカスタマイズにより対応実績がある機能もありますので、詳しくはお問い合わせください。

システムの特長

ハードウェア転送方式

画像の転送はハードウェア転送方式ですので、先生のパソコンのマウスカーソルの動きや、ビデオの画面などの動画も遅延なくリアルタイムに転送できます。
データ系LANとは別のモジュラーケーブルを設置しますので、画像転送を行ってもネットワークのトラフィックには影響を与えません。

ハードウェア転送方式 (LNETシリーズによる画像転送)

ハードウェア転送方式

ソフトウェア転送方式

ソフトウェア転送方式

送信ソース RGB 3系統 / ビデオ(NTSC) 3系統

マスター装置に、3系統のアナログRGB、3系統のビデオ(NTSC)の入力端子を装備しています。
その中から送信ソースを選択して画像を転送することができます。(ビデオ信号はアナログRGB信号に変換して分配します。)

送信ソース RGB 3系統 / ビデオ(NTSC) 3系統

  • アナログRGB 3系統のうち2系統はパソコン接続用の端子で、パソコン画面の折返し用のディスプレイ出力端子を装備しています。3系統目は入力専用で、ノートパソコンやRGB出力端子のある書画装置等の接続に適しています。
  • ビデオ(NTSC)の3系統は、S映像端子と映像端子を各々装備しています。

アナログRGB対応

3系統のアナログRGB入力端子(D-Subミニ15ピン)を標準装備しています。
先生パソコンを2台まで接続できます。また、先生パソコン用とは別に1系統のRGB入力端子を装備していますので、RGB出力端子をもった書画装置や持込みのノートパソコンなどを接続して学生側に画像転送を行うことができます。

アナログRGB入力端子

  • 先生PC1・先生PC2には、パソコンからの入力端子とディスプレイへの折返し用出力端子があります。

高解像度対応アップスキャンコンバータ内蔵

S映像端子/映像端子に接続されたビデオ信号(NTSC信号)の映像は、マスター装置に内蔵の高解像度アップスキャンコンバータを経由することでアナログRGB信号として出力されます。
ビデオ画面をパソコンの画面に表示させるためのスキャンコンバータにTBC(タイムベースコレクタ)を内蔵しておりますので、ビデオデッキの一時静止画面もきれいに表示できます。これによりビデオ教材の活用の幅が広がります。

アップスキャンコンバータ(イメージ図)

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

マスター装置(親機)~スチューデントユニット(子機)間、スチューデントユニット(子機)どうしの間は、LNET専用のモジュラーケーブルを使ってデイジーチェーン方式で接続します。
ネジ止めなどの手間がかからず、敷設も簡単に行えます。

ユニット間はモジュラーケーブルで接続

すっきりした配線

ユニットの接続はモジュラーケーブルを挿すだけですので、ケーブルの取り回しが容易で、設置時やメンテナンス時の位置調整が容易です。
また、スチューデントユニット(子機)はマスター装置から電源供給が行われるため、システムで電源を1ヶ所用意するだけでOKです。

すっきりした配線

スチューデントユニットはPS/2接続とUSB接続の2タイプ

LNET-640のスチューデントユニット(子機)では、キーボード・マウスの接続方式により、PS/2接続のタイプ(LNET-S640)と、USB接続のタイプ(LNET-S640S)の2タイプをご用意しています。キーボード・マウスの接続方式に合わせてご使用ください。

PS/2接続タイプ

LNET-S730とLNET-S730S スチューデントユニットは2タイプ

USB接続タイプ

LNET-S730とLNET-S730S スチューデントユニットは2タイプ

多目的な運用が可能

教師用・学生用のパソコンがOFFの状態でも、LNETをお使い頂けます。
DVD/ビデオデッキなどの画像を学生ディスプレイ、プロジェクタに画面転送することができますので、パソコン教室を視聴覚室や会議室の代わりなど、多目的に教室をご利用いただくことができます。

多目的な運用が可能

設置に便利な固定マグネットを標準装備

スチューデントユニットをスチール製の机やラックに貼り付けることで設置環境を整えることができます。落下事故防止・生徒のいたずら防止などにも役立ちます。

設置環境を整える固定マグネットを標準装備

  • スチューデントユニット1台につき4個のマグネットを取り付けた状態で出荷致します。

画像転送機能

SXGA標準対応・カスタマイズによりUXGAにも対応

標準仕様でSXGA(1280×1024)の解像度に対応しています。

  • カスタマイズによりUXGA(1600×1200)などの解像度への対応実績が多数あります。詳しくは営業部までお問い合わせください。
解像度 SUXGAに対応

学生ディスプレイへの画面転送

先生パソコンの画面やビデオ機器の画像を、学生パソコンのディスプレイに送信する機能です。
設置スペースの関係で中間ディスプレイを置けない場合でも学生ディスプレイ転送機能のある機種で画面転送システムをご利用頂けます。

誤操作を防止するため、学生ディスプレイに送信した際に連動して学生のキーボード・マウスをロックします。

学生ディスプレイへの画面転送

画像送信 ~ 最大60台の学生ディスプレイに一斉転送

ワンタッチで学生ディスプレイに教材画面を一斉転送することができます。
先生から教材画面を学生側に一斉転送できますので、学生がすぐに課題に取り組めます。

画像送信 全学生への画面転送

画面選択機能

学生ディスプレイに画面転送を行った場合に、学生の自画面(学生パソコンの画面)と転送画面(先生が教材画面として転送した画面)を学生が任意に切り替える機能です。

学生側で自画面と送信画面を任意に切換え

強制送信機能

先生側から学生ディスプレイに強制的に画像を送信します。学生側では自分のパソコン画面に切換えることができない送信モードです。
強制送信時に学生が不用意にキーボードやマウスの操作をしないように、強制送信とキーボード・マウスロックを連動することも、設定により可能です。

学生ディスプレイに強制送信機能

転送画面に図形や線を描画できるマーキング機能

パソコンやビデオなどの教材画面にカラフルな書き込みをして転送できます。
軌跡や直線だけでなく、円や四角などの図形も自由に描画でき、描いた円の中に文字を書くことも可能です。

マーキング機能の画像

プロジェクタ出力(出力のON/OFF機能付き)

プロジェクタ出力端子(アナログRGB D-sub 15ピン)を標準装備。学生側への画像転送とは別に、プロジェクタ出力独自でのON/OFFが可能です。

プロジェクタ出力

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

学生側(学生ディスプレイ)に転送中のソースと異なる送信ソ-スをプロジェクタに出力することができます。

プロジェクタと学生側に別ソースを転送

  • ビデオ信号(NTSC信号)の画像は、学生側とプロジェクタで別ソースを映すことはできません。

操作・管理機能

コンソール操作ボックス

操作は教卓上の操作ボックスで行います。
操作はボタンを押すだけですので、直感的な操作で直ぐにお使いいただけます。

LNET-640 操作ボックス

赤外線リモコン

赤外線リモコンで、画像の送信・停止はもちろんのこと、送信ソース切換もできます。教室内を巡回しながらでも「LNET-640」の操作が可能です。

赤外線リモコン

ブラックアウト

ブラックアウトは、すべての学生パソコンの画面を真っ黒な状態(ブラックアウト)にします。学生を先生に注目させる場合に使用します。

学生パソコンのロック(ブラックアウト)
  • ブラックアウト時にキーロックを連動する・連動しないを設定することができます。

キーボード・マウスのロック

注目機能は、学生パソコンのキーボード・マウスをロックしてパソコンを一時的に操作できなくします。
先生の説明に集中させたり、テストの開始時にロックを解除し、終了時にロックをONにするなど、学生パソコンの操作に制限を設けることができます。

キーボード・マウスのロック

キーボード・マウスロックの方式は「ハードロック」と「ソフトロック」の2 通りの方式があります。設定によりどちらを使用するか選択することができます。

ハードウェア方式のロック

ハードウェア方式でキーボード・マウスのロックをON にするとスチューデントユニットの「キーロックLED」が赤色に点灯しますので、学生側でもロック中であることを確認できます。

学生パソコンのロック(キーボード・マウスロック)

ソフトウェア方式のロック

ソフトロック方式で、キーロックをON にすると学生パソコンの画面上に右図のキーボード・マウスロック制御のアイコンが表示され、学生パソコンの操作を不可にします。

  • ソフトウェア方式のロックの場合は、スチューデントユニットの「キーロックLED」が赤色に点灯しません。
  • ソフトウェア方式のロックの場合は、対応OSはWindowsです。
学生パソコンのロック(注目文字表示)

2教室分離統合機能

2教室を各々独立した教室として扱う分離モードと、2教室全体を1教室として制御する統合モードをLNET起動時に選択して操作する機能です。
統合モードでは、操作は主教室側(LNETを起動した教室)でのみ行います。

2教室分離統合イメージ図

  • 2教室分離統合を実現するにはオプションの「マスタースレーブ接続キット」が必要になります。
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